中村歯科医 原水爆禁止世界大会へ
原水爆禁止2018年世界大会に参加して 昨年7月7日、国際連合が採択した核兵器禁止条約は、 核兵器のない世界 に向けた人類の歴史的な一歩となった。 被爆者を先頭とする市民社会はこの一年間、この条約を力に核兵器の完全廃絶へと前進するために、条約を支持する諸国政府と共同して力を尽くしてきた。 核兵器の完全廃絶を求める流れは、世界の本流としてゆるぎなく発展している。 核兵器の非人道性の告発がカギをにぎる。 被爆者を先頭とする市民社会が、被爆の実相をひろげながら、核兵器完全廃絶の緊急性を訴えていくことが重要となっている。 若い世代と女性の運動への参加と役割の発揮がますます求められている。 核兵器禁止条約の成立は、世界が一部の大国によって支配されるのではなく、すべての国々が対等・平等の立場で、そのあり方を決めていく時代に入りつつあることを示している。 市民社会が世論を発展させることによって、国際的に重大な問題でも、その解決に貢献できる時代が訪れようとしている。 このことを深く確信して、 核兵器のない世界 へと前進しよう。
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