原発問題

反省なき5年! 

 東日本大震災・福島原発事故から5年が過ぎようとしています。
加害者である国と東電が被災者・被災地支援の打ち切りと強引な帰還政策を画策するなかで、改めて実態を知り・広め・被害者とともに人格権を守る取り組みを強化していかねばなりません。
 第一原発プラントの現状は、人間が近づけない高線量で、人間が全身に1時間あびれば確実に死亡する7.0シーベルトを上回る極めて高い数値です。
 解決のめどの立たない汚染水問題は、汚染水が毎日約550トンずつ増加している。
 労災死亡事故4名も含めトラブルが絶えす、昨年10月には初めて、40代の男性が被爆による白血病として労災認定されました。
 避難の現状は、2月25日現在いまだに98,762人の県民が県内外に避難を強いられています。
また地震・津波の直接死1,604人に対し、増え続ける原発事故関連死は2,024人にのぼっています。
18歳未満の子供の避難者は22,660人。
 東電福島第一原発事故の収束も見通せないまま関西電力は1月29日、福井・高浜原子力発電所3号機を再稼働させた。再稼働は福島第一原発事故後の新規基準の下で九州電力・川内原発1、2号機や3基目を再稼働。川内原発と異なり高浜原発では、より危険性の高いMOX燃料を使うプルサーマル発電が行われる。
福井県には、高浜原発のほか大飯、美浜、敦賀の各原発や「もんじゅ」などの原子力施設が集中している。
 再稼働などとんでもない話です!
 今、東電福島第一原発事故にたいする国と東電の責任追及を被災者と連帯を強め、再稼働反対・フクシマ切り捨てを許さない全国的な取り組みに結集し、同時に、電力消費地である大阪での草の根の取り組みを強めていくことが求められています。

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