12月のページ

17.12.29(金)

渡辺治さんの講演

続いて渡辺さんの講演です。

  九条の会・おおさか講演会
〇総選挙後の改憲をめぐる情勢とたたかいの展望
〇講演 渡辺治さん

講演の要約
(1)5・3改憲提言のねらい
2020年末までに改憲施行といっているが実は、2018年通常国会で発議、秋に国民投票をねらっている。そのため、公明の加憲論、維新の会の教育無償化を取り込むことにした。
(2)9条加憲で、日本とアジアの平和は確保できるか?
 米朝の軍事対決がエスカレートし、北朝鮮攻撃への武力行使での加担が出来るようになるが、北朝鮮への攻撃では朝鮮半島の平和は実現しない。それよりは、改憲を阻み、戦争法を廃止することにより自衛隊の海外での武力行使を再禁止し、日本は、アジアの非核化、非軍事化のイニシアティブを。
(3)なぜ、安倍首相は解散・総選挙に打って出たか?
  1、民進党の都民ファーストへの離党の動き
   (市民と野党の共闘見直し掲げる前原氏が代表になり、共闘分断の可能性が大きくなった。)
  2、小池の保守新党づくり(改憲勢力増加の展望)
  3、北朝鮮の弾道ミサイル、核攻撃
(4)改憲を総選挙で始めて重点公約、争点に
 (a)自公3分の2、改憲勢力8割を確保し、安倍首相のねらいー半分成功
   自民党 「国民の幅広い理解を得て、憲法改正をめざします。」
   希望  「憲法9条を含め、憲法改正論議をすすめます」
   維新  「9条改憲を含む改憲を容認
  (b)安倍首相のねらいー半分失敗ー立憲民主党の結成・躍進、希望の失速
  立憲民主党 立憲主義を逸脱し、立憲主義を破壊する、安保法制を前提とした
  憲法9条の改悪に反対
  共産党   無制限の海外での武力行使を可能にする9条改憲を許しません
  社民党  「平和憲法は変えさせない」
(5)安倍改憲を阻むかつてない市民の共同を
3つの柱
 (a)総がかりを一回り大きく「安倍改憲NO!全国市民アクション」
 (b)3000万署名の決定的意義
 (c)地域の共同を再構築
3つの注目点
 (a) 運動の目標は発議阻止  発議阻止のため大きな市民の声をあげることが大切
 (b)9条自衛隊の加憲の危険性を市民に
     質問の仕方で賛否が分かれる
   朝日 10月25日 賛成36% 反対45%
   読売 10月25日 賛成49% 反対39%
  (c)(若年層に)9条自衛隊の加憲の危険性を届ける
    京都新聞出口調査 自衛隊明記改憲
    20代~40代賛成が多い(最高20代43.3% 30代は38.4%)50代以上は反対

いまこそ、9条の会の出番、地域で市民アクションを、3000万署名の先頭に立ってほしい。

17.12.27(水)

望月衣塑子さんの講演

望月衣塑子さんの講演の報告が届けられましたのでお知らせします。

 12月8日 中之島公会堂
〇なぜ、菅官房長官の会見に臨むのか
〇~安倍政権とメディアのあり方~
 講演
〇東京新聞社社会部記者 望月衣塑子さん
〇主催「進歩と革新をめざす大阪の会」

講演の要約
森友・加計問題で、菅官房長官に何度も納得のいく返答が出るまで質問を繰り返す事でクローズアップされた望月記者ですが、自己紹介では「日歯連の闇献金疑惑」や「國井検事と暴力団との癒着」をスクープした事を立て板に水のごとく、切れ目のない早口でお話された。
また、育児休暇後は武器輸出や軍学共同をテーマに取材を続け2016年には武器輸出の本を2冊出版されたそうです。
子育て真最中も望月さんの生き方は止まることなく凄い!
望月さんの記者としてのテーマは[権力が隠そうとしていることを明るみに出すことだ]と。
最近のメディアが忘れた、或いはわざと避けようとしている一番の使命といえるこのテーマを望月記者は自身の中心に据えて行動しています。
最近の取材で感じていることは
・記者会見の発表は、当局に都合のいい事実
・不都合な真実は隠したい
・記者としてはキーマンを見つけ何度も聞く
・ウソをつかれて当たり前
・隠すことはすべての関係者が納得している訳ではない
・だんだんとウソと真実の見分けがつくようになる
など
そして、前川喜平さんや詩織さんとの出会い、インタビューをとおして二人が見えない巨大な権力に向かっているのに自分は傍観者でいいのか?との思いから直接彼らの怒りを菅官房長官にぶつけたいとインタビューを続けたのです。
講演は残念ながら時間が足りなく、スタッフに促されながらも最後に「これだけは!」と訴えたのは幣原喜重郎首相の言葉。
「日本国憲法~9条に込められた魂~」から[正気の沙汰とは何か。武装宣言が正気の沙汰か?それこそ狂気の沙汰だと言う結論は考え抜いた結果出ている。
世界は今一人の狂人を必要としている。
自ら買って出て狂人とならない限り世界は軍拡競争の蟻地獄から抜け出すことはできまい。
これはすばらしい狂人である。その歴史的使命を日本が果たすのだ]
 日本国憲法を持つ日本のトップが世界史の扉を開く狂人になれているでしょうか?
トップがならないなら私たちがなろうではありませんか。 

17.12.17(日)

15日オスロでのノーベル賞平和賞授与式から帰国。

ノーベル平和賞・I CAN 川崎哲さんが15日オスロでのノーベル賞平和賞授与式から帰国されました。
時を同じくして、内容26ページからなるicanのブックレットが届きました。
下の写真は表紙と裏表紙です。


ご希望の方は金剛9条の会までご連絡ください。

活動の予定

9日.19日 18:00
     戦争法廃止署名
     ・・・・・・・・前
    

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